バブルガムの読書録

一年でTOEIC360→870点の筆者が、実際に読んだ本だけをレビュー。洋書多読・小説・ビジネス書のおすすめを体験談ベースで紹介するブログです。

はらぺこあおむしを大人が読むと深い。テーマ「希望」とエリック・カールの秘密【解説】

はらぺこあおむしを大人の目線で解説。テーマは「希望」。あらすじ、対象年齢、穴あきのしかけの秘密、そして他の絵本に込められたテーマまで。実際にエリック・カール展で原画を見て知った、色と作者の人生の話も。

【書評】A River in Darknessは実話の北朝鮮脱出記。日本語版の正体とKindle無料で読む方法

ジョージ・オーウェルの1984のようなディストピア小説を読んだことがある人は多いと思います。でも、あれはフィクション、作り話です。今回紹介する本が本当に恐ろしいのは、まったく同じような世界が、フィクションではなく100%現実として描かれていること…

【カフカ好きオススメ】安部公房おすすめ12冊。文学部出身が初期・中期・後期で読み解く

安部公房を、初期から後期、短編・エッセイまで、これまで読み込んできました。生誕100年を経て、いま改めて読み返すと、この作家の射程の広さに毎回驚かされます。 朝起きたら自分の名前がなくなっていた男、砂の穴に閉じ込められて出られなくなった男、ダ…

【文学解説】安部公房「砂の女」レビュー。なぜ昆虫採集者は穴に閉じ込められたのか?文学部出身が深掘り

砂の中に閉じ込められて、毎晩砂を掻き続ける。それだけで一冊の小説が成立し、しかも読み終わったあと頭の中から離れなくなる。安部公房「砂の女」は、そんな不思議な引力を持った作品です。 初めて手に取ったのは高校生のときでしたが、正直、難解で内容の…

ジョージ・オーウェル入門ガイド。代表作から次に読む隠れた名作まで7冊

ジョージ・オーウェルといえば、多くの方が「1984年」と「動物農場」を思い浮かべると思います。どちらも全体主義への痛烈な批判を込めた政治小説で、20世紀文学の金字塔。私自身、最初にオーウェルに触れたのもこの2作でした。 でも、オーウェルの著作はこ…

Flowers for Algernon(アルジャーノンに花束を) 読後レビュー。"progris riport" から始まる文体変化は、唯一無二の読書体験である

Flowers for AlgernonDaniel Keyes 主人公の知能が上がるにつれ、日記の文体も変わっていく。古典名作です。 typoだらけの幼い文体が、気づけば洗練されている。 「英語の文体が変化する」のを体で感じながら読める唯一の本。多読勢に特にすすめたい。 主人…

【2026春 現地レポート】神保町ブックフェスティバル 史上初の春開催に行ってきた。The Little Bookshop Tokyoとボンディも

春の神保町ブックフェスティバル 2026 基本情報 当日の様子:歩くのが困難なレベルの人出 混雑のピークと動き方のコツ The Little Bookshop Tokyo:洋書好きは必ず寄ってほしい 今日の戦利品 神保町に来たら外せない:ボンディのカレー 来年行く人へ:アクセ…

【心のモヤモヤ診断】人間関係・仕事の悩みにおすすめの本が見つかる

仕事のストレス、人間関係の疲れ、なんとなく続く心のモヤモヤ…。 悩みの形は人それぞれ。でも、「自分が本当は何に悩んでいるのか」を正確に言葉にするのは、意外と難しいものです。 このアンケートでは、5つの問いに直感で答えるだけで、あなたの"悩みのタ…

【読書診断】自分に合う小説が30秒で見つかる感性テスト

読書が好きな人ほど、次の1冊を選ぶのに迷うことはありませんか。 ジャンルや作家名ではなく、自分の読書の感性から本を選んでみたら。そんな発想で、この診断を作りました。 7つの問いに直感で答えるだけで、あなたの読書タイプが4つの中から浮かび上がり、…

シドニーシェルダン おすすめ7選。全作読んだ筆者が選ぶ傑作と、どれから読めばいいかを厳選

もくじ シドニーシェルダンとはどんな作家か シェルダンは洋書多読の登竜門でもある 1位:ゲームの達人 2位:明日があるなら 3位:明け方の夢 4位:女医(永遠に消えない傷) 5位:血族 6位:真夜中は別の顔 7位:怒りの天使 どれから読む?まとめ シドニー…

Dragon's Egg(竜の卵)多読レビュー。チーラはどんな見た目なのか。

もくじ 基本情報 あらすじ(ネタバレなし) 世界観の解説:中性子星とチーラ チーラの文明発展:箱庭を見る面白さ テーマと考察 火の鳥 未来編との共鳴 英語原書で読む 正直な感想 こんな人におすすめ SF小説の中で「宇宙人が文明を作る過程をリアルに描いた…

フィリピン人はなぜ外国人コンプレックスを持つのか。「コロニアル・メンタリティー」を現地5年の経験から考える

フィリピンに5年以上関わり、現地でのマネジメント経験もある私は、ずっとある疑問を持っていました。 「なぜフィリピン人は、自分の国よりアメリカや欧米を無条件に上に置くのだろう」 肌を白くしたがる。英語が話せると社会的に上に見られる。外国人との結…

変な家(Strange Houses)がフィリピンの書店に並んでいたので、妻に読後の感想を聞いてみた。

もくじ Fully Bookedで見つけた シリーズについて フィリピン人的には、どう見えるか 実際に読んでみた:英語の難易度 フィリピンのマニラで書店に入ったら、日本の作家の本がフロントを飾っていました。うけつさんの「Strange Houses」と「Strange Building…

マニラの国立図書館(National Library of the Philippines)に行ってみた。【入館手順・図書カードの作り方】

もくじ 基本情報 アクセス 入館手順 図書カードの作り方 館内の使い方・蔵書について ギャラリー 行ってみた感想 マニラで洋書を読みたい、静かな場所で作業したい、という方にぜひ知ってほしい場所があります。フィリピン国立図書館(National Library of t…