マニラの国立図書館(National Library of the Philippines)に行ってみた。【入館手順・図書カードの作り方】

この記事でわかること
  • National Library of the Philippines(フィリピン国立図書館)の基本情報・アクセス
  • 入館手順:セキュリティーガードへの声かけからID作成まで
  • 図書カードの作り方・費用
  • 館内の使い方・蔵書の調べ方・ギャラリーの紹介
  • 実際に行ってみた感想

マニラで洋書を読みたい、静かな場所で作業したい、という方にぜひ知ってほしい場所があります。フィリピン国立図書館(National Library of the Philippines)です。

www.bubble-books.com

私の妻はフィリピン人で、以前マニラで洋書を探していた話は別記事でも書きましたが、今回は国立図書館まで足を運んでみました。入館手順がちょっと独特なので、初めて行く方向けにまとめます。

基本情報
正式名称 National Library of the Philippines(フィリピン国立図書館)
住所 T.M. Kalaw St., Ermita, Manila, 1000 Metro Manila
開館時間 月〜金 8:00〜17:00(土日・祝日は休館)
入場料 無料(図書カード作成は別途費用あり)
Wi-Fi あり(ただし不安定との口コミ多数。作業メインの場合は過信しないこと)
持ち物 パスポート必須(IDとして提出が必要)
駐車場 建物横にあり(無料・有料の情報が混在するため現地で確認を)
注意:土日・祝日は休館です。平日限定なので、旅行中に訪問する場合は曜日をよく確認してください。
アクセス

エルミタ地区のT.M. Kalaw通り沿いにあります。国立博物館群やリサール公園のすぐ近くです。

LRT(電車) LRT-1「United Nations駅」から徒歩約5分。Doroteo Jose駅からは10分前後
ジープニー T.M. Kalaw / Maria Y. Orosa St.が最寄りのルート。5分おき程度に運行
Grab・タクシー マニラ市街からなら数分。渋滞による変動あり。Grabアプリで「National Library of the Philippines」または「1000 Kalaw Ave, Ermita, Manila」を指定すると確実
入館手順
ステップ①:入口でセキュリティーガードに声をかける
マニラ エルミタ地区 フィリピン国立図書館の外観と正面入口
National Library of the Philippines 正面入口

入口にセキュリティーガードがいます。そのまま進もうとすると止められるので、まず声をかけてください。

「I want to enter the National Library of the Philippines.」

するとセキュリティーガードが左側の入口へ案内してくれます。

フィリピン国立図書館 セキュリティーガードに声をかけた後に案内される左側の入口
案内されて左側の入口へ
ステップ②:IDの登録をする
フィリピン国立図書館 登録カウンター ID作成の案内
登録カウンター。ここでIDを作成する

左の入口の奥にスタッフのお姉さんがいます。以下のように声をかけてください。

「I would like to register to use the library.」

パスポートを提示してIDを登録します。登録自体は5分ほどで終わります。パスポートがないと館内ポリシー上入れないので必ず持参してください。

図書カードの作り方

入館の目的によって2種類の選択肢があります。

入場チケットのみ 無料。紙媒体のバーコード付き入場券が発行されます。紙なので無くしやすいです。
図書カード(PVCカード) 私が作成したときは120ペソ。生涯有効で、2回目以降の入館がスムーズになります。価格は変動するので現地で確認してください

頻繁に来る予定がある方や、在フィリピン期間が長い方は図書カードを作っておくと便利です。

参考:現地では120ペソかかりました。価格は変動するようなので、現地で確認してください。
館内の使い方・蔵書について
図書室は2階
フィリピン国立図書館 館内の案内表示 図書室は2階
館内の案内表示。図書室は2階
フィリピン国立図書館 2階へ続く通路とリーディングルームの案内
Reading Room へ続く通路

2階のセキュリティーガードに図書カードまたは入場券のQRコードをスキャンしてもらったら入室できます。

中は共有スペースになっていて、勉強している学生や仕事をしている人がかなり多いです。エアコン完備で静かです。コンセントもあります。

本の借り方・OPACの使い方
フィリピン国立図書館 OPAC端末 蔵書データベース検索用のPC
蔵書検索用のOPAC端末

本棚を自由に見回るスタイルではありません。館内のPCでデータベース(OPAC:Online Public Access Catalog)を検索して、読みたい本を見つけてからスタッフに取り出してもらう形式です。

訪問前のTips:OPACは公式サイトからも事前検索ができます。行く前に読みたい本の在庫を確認しておくと、館内での時間をより有効に使えます。

蔵書はカズオ・イシグロや村上春樹、夏目漱石なども確認できました。全巻はそろっていませんが、日本人著者の洋書も一定数あります。

注意:本の館外への持ち出しはできません。館内での閲覧のみです。
フィリピン国立図書館で借りた洋書 保存状態がきれいな蔵書
本の保存状態は非常にきれい

本の状態はきれいです。私が初めて手に取ったのでは?と思うくらい保存状態が良かった本もありました。

展示スペース
フィリピン国立図書館 2階の小規模な展示スペース
2階の展示スペース(小規模)

展示スペースはわずかにありましたが、メインはやはり閲覧スペースです。ホセ・リサールの直筆原稿など歴史的な資料が展示されることもあるようなので、訪問前に公式サイトで展示内容を確認しておくと良いかもしれません。

フィリピン国立図書館 ギャラリーと子供向け図書室の案内表示
ギャラリーと Children's Library の案内
フィリピン国立図書館 ギャラリー入口の様子
ギャラリー入口

同じ建物の上階にギャラリーがあります。子供向けのスペース(Children's Library)も同フロア付近にありました(子供と保護者のみ入室可)。

フィリピン国立図書館 ギャラリー 植民地時代の歴史資料や文献の展示
植民地時代のフィリピンに関する歴史資料の展示

ギャラリーには植民地時代のフィリピンに関する資料や歴史的な本が展示されています。フィリピンの歴史に興味がある方はこちらも見る価値があります。

行ってみた感想

「フィリピンに国立図書館があること自体知らなかった」という日本人も多いと思います。実際に行ってみると、勉強目的で来ている学生がかなり多くて、真剣に使われている施設だとわかりました。

本の持ち出しができないのは少し不便ですが、エアコン完備・コンセントあり・Wi-Fiありと、作業環境としては十分です。Wi-Fiは不安定との口コミもあるので、重要な作業には念のためデータ通信を使うほうが安心かもしれません。コーヒーショップで300ペソ使うよりここで無料で作業するほうが集中できる、という感想も納得できます。

カズオ・イシグロや村上春樹が英語版で読めるというのは洋書好きとしては嬉しい発見でした。

まとめ:マニラで静かな作業場所を探している方、洋書を読みたい方、フィリピンの歴史に興味がある方にはおすすめの場所です。平日限定・パスポート必携の2点だけ注意してください。